rui★ginkoの .................2004.04.16-30 〜お先にどうぞ。僕の速度で卯月の中を歩いてみるよ〜

★この日記は才能もないままいろいろな事に手を出している僕が時々書く記録です。
 執筆は演劇関係役者担当涙 銀子 戯曲演出担当るいぎんこ そして音楽担当rui★ginko. 広告業界担当ルイギンコ
 イベント業界担当吉田さんその他の分野担当ルイギン がお送りする何ら意味のない世界です。
 不定期更新か三日坊主。そこんとこヨロシク!

    ★カレンダーのタイトルのところをクリックすると、その日の日記に飛べます!

2004.04
Sun. Mon. Tue. Wed. Thu. Fri. Sat.
16 御言葉+照伝LIVE@近江八幡 17
18 19 20 御言葉+めまぐるしい日々 21 22 御言葉+さりげない日々 23 御言葉+ライブ三本立て 24
25 26 27 御言葉+三重県デビュー! 28 音楽室と午後の陽だまりNEW 29 御言葉+図書館ふたたび 30 御言葉+いきなり奈良

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2004.04.16
[16日12:00 記]
Fri.

今日の御言葉 春の真ん中。

時間が矢のように過ぎて行く。 締切はギリギリ迫って来る。 誰の仕業だ? ・・・・・・やっぱり俺か。

*****
山の中の温泉から戻りそのまま夜のお食事会まで。本当に様々な事があったので、もうアタマの整理ができないゾ。
イベント会社の人とのお食事会。 す、すす、すごかったああ〜〜! 豪勢、絢爛、芳醇、酒池肉林、間違えました。 詳細はまた日記でお伝えします。もすこし待って。
今日はこれから人と会い打ち合わせ。
明日は(たぶん、更新できないまま「今日は」となると思うが、そうなったらごめん) 朝、九時半のJRに乗って滋賀県の近江八幡。
マイカル近江八幡で12:30からコンサート。 僕は司会進行もする事になったので しっかりしなきゃ。

総勢十五組の愛知、三重、滋賀、大阪などから はるばる参加してくださるミュージシャン。 頑張ろう。

このイベントは「〜チニタくん旅立ちにそえて〜」とタイトルにあるように、武田鉄矢さん承認の「海援隊応援サイト・時流歩(ライフ)」というホームページの管理人 佐山 昭仁さんへの思いから開催される。

チニタさんこと、佐山さんは寝たきりの生活の中、左手一本で二十年以上もの間、このホームページを守り続けてこられた。
武田さん始め海援隊の方々との交流も深く、心に響く言葉たちで満たされたそのホームページは日本全国、幾人もの人たちの心の拠り所として育ってきた。

そのチニタさんが昨年、天国に旅立たれた。

滋賀県の近江八幡在住のチニタさんのもとで今回は様々な思いを胸に抱いた人たちが集い、コンサートが開催されることとなった。

人の思いはかならず届く。
チニタさんは僕にそう教えてくれた。

がんばろね。

2004.04.20
[20日11:01 記]
Tue.

今日の御言葉 春眠暁を小坊主。BBSもうすぐ返信予定。

もう、ふんとにここに来られなかった。 もう、ふんとにね、いろいろな事をした。 どう?こんな日記。

土曜日は朝から近江八幡へ。 行って来ましたはるばるJRに乗って。 「照伝LIVE@マイカル近江八幡〜チニタくん旅立ちにそえて〜」
たくさんの人と出逢ったコンサートだった。 出演者の人もお客さんも関係者の人々も。
この場所のすべての出逢いは、チニタさんが存在してくれているおかげ。 人は大きいのだ。
rui は三時間のコンサートの間、ずっと司会進行をしたよ。
笑いを取らないとダメな仕事をしたような気になる僕は次々とアホな事を言ったよ。 受けなかったけど頑張った。
途中、半分を過ぎたあたりから、そのアホさ加減に翳りが見えた。 ステージ裏にまわって「ギャグエキス」を体内に注入した。違法だけど。

*****
夜は名古屋照伝LIVE。 二本弦が切れたがそのままおらおらっと歌いつづけた。

*****
深夜すかいらーくでCDの打ち合わせ。 おらおらっと話した。

*****
翌朝日曜日、友達の女優Yのショーを見るために 岡崎のイベント会場へ。

*****
すぐさま名古屋に帰り若宮大通りまで。 音楽仲間の大島圭太のCD発売記念野外コンサート。 盛りあがった。

*****
若宮でジョーさんとK君と合流。 照和伝説に連れてってもらいLIVEを聴く。 さかうえけんいちさん最高!

*****
深夜に帰宅。 明け方就寝。

*****
月曜日朝から夕方まで缶詰。 夕方からTAKASHIMAYAで開催中の日本画展「若冲と淋派」鑑賞。 すっごい迫力!筆づかいの勢いは半端じゃ無い。 オーラ出まくってて呆然。刺激的。 伊藤若冲、鈴木其一。あんたらはすごいっ!

*****
家に戻りジョーさんから連絡あり、すかいら〜くで会う。 K君も合流。 照伝池田氏とも合流。 朝まで元気。 そのまま現在に至る。


・・・・・・・・・いいから寝ろよ。

2004.04.22
[22日12:18 記]
Thu.

今日の御言葉 初夏まぢか。マジか?

すっごくいいお天気だよね! 初夏のような日射しと風。幸せキブンのかまぼこ。

昨日、夜には記憶がない。 とにかくいろいろな人と様々な話題で話さなくちゃいけなかった。
広告と音楽、芝居、プライベート。 終わった頃には放心。 でも、一歩ずつ歩んでいると信じてる。

*****
でびと芝居の話。 その時に彼女の正義感について話してやった。
極端な人見知りで気配を消しているくせに 正義の怒りは本物だ。 新コーナーを開設したい。(不定期更新)

@でびの隠密通信@
地下鉄や百貨店の売り場で並ぶ人々の列。
その列に途中から割り込みをしてくる心無き人物には
しっかりねらいを定めて、さりげなく
やんわりと足を踏んであげる。

・・・・・・今後も彼女の隠密行動に期待したい。

*****
今日はこれから照和伝説NAGOYAで今週土曜日の「津島藤まつり」のステージの練習。
もん太郎さんとrui がジョイントでお互いの曲を ともに歌うよ。

*****
その後、ジョーさんに ケミストリーのコンサートに連れて行ってもらうの、ばぶ。

*****
先程、自宅近くの路上で、偶然にも二年前にあるイベントの仕事でお世話になったMCの女性に出逢った。
彼女の御自宅が何とまた、500メートルほどの距離。 いやあ、嬉しかったなあ。
彼女はとても可愛い女の子のお母さんになっていた。 幸せな時の魔法。

さあ、今日も頑張ろう!

2004.04.23
[23日23:22 記]
Fri.

今日の御言葉 とにかく前へ。

木曜日はケミのコンサートに行って来た。
金山駅からすごい人。 列に並ぶ人の中をどこが最後尾かわからないままで揉まれながら電車に乗った。
こういう時、我先にとなってしまう心理が働くのかどうか 僕は研究した。

*****

そうそう、先日のこの文章での、
でびの「割り込みする人物には足を踏んであげる」というお話。
これは彼女が「やんわり」と愛情を込めての行動だと書く事を忘れていた。 そのニュアンスがでびらしい。
彼女の行動は正義感に溢れてはいるが、その内に深い愛情を秘めた行動ばかりである。 誤解されては可哀想なのでここに訂正。


*****
CHEMISTRYのコンサートは良かった。 僕は彼らの音楽がムチャクチャ好き!という訳では無いが気持ちよい素敵な時間を過ごした。
全体の構成やステージの作り、照明など勉強できる部分も一杯あって三時間のステージ終了後は様々な事を考えていた。
ジョーさん、連れて行ってくれてありがとう。

*****
木曜日は午後から土曜日のステージの練習のために照和伝説NAGOYAへ。池田さんと二曲あわせた。 リズムが狂い、きっかけを忘れる僕だから、ドキドキもののセッションとなるだろう。 でも、頑張る!

*****
練習が終わってレインボーホールに向かう僕に池田さんが言った。 「たくさん採って来てね」
何の事かと聞いてみると「けむし採り」行くのでしょ?と言われた。 知っとって言うとるやろ?

*****
って事で、土曜日は午後一時に津島市集合。 「尾張津島藤まつり」のステージで歌います。 お天気の良い一日になりそう。気持ちよく過ごします。
そのまま照和伝説NAGOYAに帰って来て 夜のLIVE。今までの曲をできるかぎりたくさん歌いたい。

*****
日曜日は三重県の津市 「ライブパブマリポサ」というお店に行き、五時からのコンサートに出演させて戴きます。 お近くの方は是非、お越し下さいませ!
では、今夜もこれから頑張ります!

2004.04.27
[27日16:44 記]
Tue.

今日の御言葉 夢と現実の地平を歩む。

日曜日、三重県津市。初めて歌いに行って来ました。
近鉄電車は大阪と繋がっているせいか、乗るたびになんだか旅気分。 車窓を流れる風景に満足。
津は三年ほど前にイベントのディレクターで訪れて以来。
先日、自宅近くの路上で久しぶりに会ったMCの女性と一緒の仕事でした。
あの頃は、ここにギターを持って来るなんて思ってもみなかったし、
可愛い天使を連れた彼女に自宅の近くで再会するなんて思いもよらなかった。 時はやはり魔法だね。

*****
「ライブパブ・マリポサ」楽しかったよ!
BBSにもカキコして下さったコンチャン! 最後まで僕の拙い唄をじっと聞いて下さってありがとうございました。
また、同じくカキコしてくれた出演者の真壁のりあきクン。 僕はあなたのステージを聴かせて戴いて、人柄あふれるMCと選曲に、あなたの優しさと出会えた気がしました。 とっても嬉しい出会いでした。 また、これからも仲良くおつきあいして下さいね。

そして、もうひとつ嬉しい出会い。 以前から噂に聞いていたミュージシャン、小次郎さんと御会いできた事。 とっても素敵な方でした。 時々、わけの解らないダジャレを言うので心してつきあわねばならない。
でも、この人の存在でこの夜は随分素敵な夜になりました。 僕と同じ歳だった。 昔の話で気があい、盛り上がったのが幸せ。
御自分のステージの直前に、お忙しいのに御来店下さったことに感謝!

「ライブパブ・マリポサ」 フロアの広さも程よく、非常にやりやすいライブスポットでした。
オーナーのhiroさん、ありがとう。 僕はとんぼ返りだったのであまりお話ができなくてすみません。 今度はじっくりとお話して下さい。

*****
ジョーさんが今回も僕の曲にタンブリンで参加してくれた。 彼女のマイ・タンブリンは持参せず今回は出演しない予定だったが、真壁クンにタンブリンを貸して戴いて盛り上がった。
真壁クンのステージを聴かせてもらっていて気がついた。 彼はカホンに腰掛け、歌っていた。 タンブリン&カホン。彼はパーカス奏者でもあるのではないか? ふっふっふ、次回会えた時が楽しみ。

津市で素敵な夜をプレゼントしてくださった皆さん。 本当にありがとう!

*****
今日は何曜日? 時間が早いゾ! 広告の仕事に時間を費やしている。 ヤバい、ヤバい。 雨模様の空の下。 今から栄に出かけます。
皆も頑張れ!

2004.04.28
[29日18:24 記]

■音楽担当
rui★ginko

Wed.

音楽室と午後の陽だまり


小学生の頃、音楽が苦手だった。
体育や図工の得意だった僕は音楽に興味もなかった。女子の得意な科目という偏見とともに生きていた。
どういう訳だか音楽の時間はいつも給食をたらふく食べた後、五時間目か六時間目。午後に設定されている事が多かったから、とにかく眠い。
僕の家は小学校の前だったので、たまたま音楽室の窓から丸見え。ガラスの向こう二十メートルほど隔てて、僕の家の縁側で休んでいる祖母や洗濯物を取り込む母の姿や、可愛がっている愛犬リルの姿が見える。退屈な僕は音楽の時間はいつも窓の外を眺めて、トロトロとしたまどろみとともに陽だまりに溶けそうな時間を過ごした。

歌う事は結構好きだったけれど、歌詞のない訳の解らないクラシックレコード鑑賞の時間はとくに退屈だった。
さんざんピロピロとかフガフガとかジャッジャ〜ンというやかましい音を聴かされたあげく、
ピッコロは小鳥のさえずりを表現しているのですよ〜、シンバルは大砲の音ですよ〜などと言うしょーもない話を先生から聞かされて全然ワケが解らなかった。 お前ら、小学生やと思てワイらをナメとんのんちゃうか!と思っていた。

そんな時の退屈をまぎらす方法を僕は必死に考え、毎回、様々な試みでこのけだるい時間を実りのあるものに変えて来た。

たとえば、音楽の教科書には必ず載っているクラシック作曲家の厳めしい肖像。
僕はベートーベンやショパンの顔に丁度ピッタリあうサイズで、 チョンマゲのカツラの絵を白い紙に描き
顔の部分をくり抜いて片っ端から名作曲家の顔にかぶせ
全員、江戸時代のヘアスタイルにして遊んでいた。
バッハみたいにあらかじめカツラをつけている人は苦労した。ヘンデルはもっとふかふかのカツラなので「お前はヘビメタの朝起きたばっかの髪型か」と思った。バッハより苦労した。

ショパンはなぜか横を向いている顔だったので苦労した。
反抗的な人だな、と思った。

チャイコフスキーは苦悩の似合う顔なのでチョンマゲにすると、貧乏長屋でひとりぐらしの偏屈な御隠居みたいになった。

モーツァルトは結構、イキでイナセな魚屋タイプ。一心太助っぽい。

ドヴォルザークは一見人の良さそうな代官タイプ。でも下心は解らない。そちもなかなかのワルよのう。


ベートーベンは顔が苦悩している分、チョンマゲにすると頑固な大工の頭領のようでよく似合った。
「第九」を作曲した人だったのでさらに感動した。

ストラビンスキー、リスト、シュトラウス、スメタナ、ビバルディ、・・・節操も無く次から次へと時代劇の主人公に仕立てた。
シューベルト、ドビュッシー、ブラームス、ショスタコーヴィチ 、バッハ、・・・バロックも古典派もロマン派も新古典もみんな仲良くお江戸日本橋を歩いても違和感のないように育ててあげた。
自分であみ出した方法とはいえ、笑いが止まらなかった。
先生に叱られた。無茶苦茶叱られた。

御自慢のチョンマゲを描いた紙を取り上げられた。
作曲家達はそれぞれの時代に帰っていき、相変わらずの澄まし顔にもどっていた。

叱られた僕は先生に仕返しをする作戦を日夜、考えた。
当時、音楽の先生は二人いた。男の先生と女の先生。
男の先生は普段優しいが怒った時はものすごく、もう・・・半端じゃ無く恐い人。僕の父親の音楽の先生でもあった。
女の先生は、今、思うと、とっても綺麗で大人しく優しい人だった。 なのに、僕はこの先生にチョンマゲで怒られたのだ。

僕の先生への仕返し作戦はこうだった。
給食の後、掃除時間があり、五年生の僕は音楽室の掃除当番だった。
その日の六時間目は僕達の音楽の時間。ようし、あの先生がこのピアノの椅子に座った途端、びっくりするような仕掛けをしてやろう。さっそく僕は並々と水の入ったバケツと雑巾を持って来て、水をいっぱい浸した雑巾でグランドピアノの前に置かれた立派なビロードの椅子をぺたぺたと拭いてあげた。何度も何度も丁寧に拭いているうちに椅子の表面 のビロードはべたべたになって、やがてぐしょぐしょになった。完成だ。これで、六時間目の音楽の時間にあの先生が座った時に。「あ〜れ〜っ!お尻が冷たいよ〜」となって驚くに決まってるゾ。ふっふっふ。


僕はその瞬間を楽しみに教室に戻り、五時間目の理科の授業を受け流しながら遊んでいた。
事件はその時、起こった。
ドタドタと僕の教室に走って来るクツ音。
ガラッと勢いよく開け放たれた教室の扉。
静まり返った教室中のすべての視線が集中した先に、ものすごい怒りの形相で立っていたのは、男の音楽の先生だった。
・・・ ・・・ご、五時間目に別のクラスの授業・・・あった、の・・・ね・・・?

「うっらあ〜!掃除当番、誰だああ〜っつ!出て来いっ!」

僕はちゃんと一人で手をあげて正直に、クラス中の視線の中、死刑台に登る気持ちで
ズボンの尻を濡らした鬼のような形相の先生の元にトボトボと歩んで行ったよ。

・・・・・・後は、想像にまかせます。 ちなみに六時間目の授業は女の先生がオルガン用の木の椅子に座って始まった。ちょっと気にしただけでいつも通 りに始まった授業に僕は人生の空しさを知った。


退屈な音楽。
眠気を誘う午後。
理解不能なクラシック。

高校生になった僕はやがてバッハの「トッカータとフーガ」を切っ掛けにクラシックの世界にハマってゆく。
モーツァルトの天使の頃の記憶を思わせる旋律。ビバルディのまるで心が踊る仕掛けを知っているかのような躍動感。
ベートーベンの「英雄」「運命」「田園」最高のヒットメーカーだ。「第九」は家を建てる人の曲では無かった。
ヨハン・シュトラウスに誘われ、ドヴォルザークに拉致され、シベリウスに飛翔する自分を見た。
マーラーとラフマニノフが僕のお気に入り。

かつての退屈な時間。それらは今の僕にとって生きているという感覚を
編み上げられた音のアンサンブルによってすべて体感させてくれる宝の時間になった。

2004.04.29
[29日20:16 記]
Thu.

今日の御言葉 連休見事に仕事。みんなは楽しんでね!

昨日、本当に久しぶりに図書館に行って来た。
鶴舞公園というところにある 鶴舞図書館。 もう、一年程行った事がなかった気がする。 時間が逆行した。

目的はクラシックのCDを大量に聴きたくなったからで、ここにはたくさんのCDがあるのだ。
ずっとアウトプットを続けてきた僕は、しばらくインプットする時間も過ごそうと思う。
両手に抱えられないほどのCDと読みたかった本を、どさりと司書の女性の前に置いたら
「こんなには借りられませんよ」と優しく笑われた。 そうだった、落ち着け。 自分に言い聞かせて CDを選び、本をチョイスした。

久しぶりのほくほくとした気分。
本とCD。 たぶん、仕事に追われて制覇するのに時間がかかるだろううが、僕はこういう時間が欲しかったんだ ずっと前から。

*****
図書館でCDを借りた事がきっかけで 僕の小学生の頃の音楽の体験を思い出した。
「七変化日記」ひさびさに更新。 「音楽室と午後の陽だまり」 読んでね。

2004.04.30
[30日23:14 記]
Fri.

今日の御言葉 過去の栄光は忘れろ。

どういう訳だか今日は一日奈良県にいた。 今、名古屋に着いたところ。

僕はこの半年、あるアミューズメント店鋪の プロデュース&プロモーションの仕事をしている。
何年か前に桑名や横浜のアミューズメント施設のプロモーションをしていた頃があって、それ以来久しぶりにワクワクする仕事と出合えたと思っている。
今日は午前中そのコンセプトについての打ち合わせ。 そして、前から聞いていたんだ。
「三十日は・マ・コ・・リ・ヤマに行くからね」って。
僕は先日も三河から名古屋にかけての店鋪を視察させてもらった事があったし、しかも、お昼の時点でまだ名古屋で缶 詰になってるもんだから、今回も中部地区の店鋪だと思っていた。

お昼過ぎに企業の人と一緒に車に乗り込んだ時 「ゆうべ、徹夜?」 と聞かれた。
この仕事のイメージを製作してて確かにあまり眠っていない。 次の言葉に驚いた。
「いいよ、眠ってて。往復で、そうだね・・・四時間は寝られるよ」 「・・・・・・・・。」

よ、四時間? ど、どこ行くんだっケ?
「大和郡山」
「ヤマト・・・と言うと奈良・・・」 と気づいた頃には僕は忍者の里、伊賀上野でお昼御飯を食べていた。

*****
行って良かった! 刺激的なコンセプトの空間に出合えた。
イメージを具現化するということに 無性に前向きになってくる自分に気づく! イイ仕事をしている人たちは、みんなライバルだ。頑張る!

*****
明日は朝から息子がお世話になっている学童保育所のイベント 「卓球大会」に出る!
今までに何度も開催されてきたのに僕はいつもイベントでN市に行っていて出場できなかったのだ。 今回が初めて。嬉しい!

今、息子が「明日頑張ろうね」と言いに来た。
明日、僕は息子とダブルスを組む。 まかせろ息子よ! 今晩は、明日の為に寝る!

*****
実は僕は中学生の時、卓球部だった。 しかも、キャプテンだったんダ!
ツオイつもりでいるがもう駄目だという事が判った事がある。

かつて僕が北村想さんの劇団にいた頃、旅公演で日本各地を回った。
最後の東京公演の頃はみんな街に遊びに出るのも飽きたのか芝居が終わるとすぐ旅館に戻って来て、ジグソーパズルを作ったり (ジグソーだよ、ジグソー!役者の旅先の夜じゃないよね) ダラダラと喋ったりして過ごしていた。 僕なんかは化粧品のパッケージの仕事の締めきりがあったので、旅先でもデザインの仕事をしていた。
毎日毎日、本多劇場からまっすぐに帰ってくると 旅館のでっかいテーブルの上に 何千ピースかのジグソーが何種類も形成されていったあの日々。

ある時、その旅館に卓球台がある事に誰かが気づき、劇団内卓球大会が日夜、催される事となった。
僕はまわりをビビらせながら卓球台の前にたった。
そして数分の熱戦の後・・・役者・伊沢勉に敗北したのだ。
もんのすんご〜く悔しかった。
得意な卓球で負けたのが悔しかったのでは無い、伊沢勉に負けたのが悔しかったのだ。
その時以来、僕はラケットを封印した。

*****
しかし、先日の近江八幡で不覚にも僕は、学童保育所の指導員でもあり音楽仲間でもある武笠紘明クンに、自分が卓球部だった事を告白した。
今期で指導員を辞める武笠クンの予定にあわせて開催される卓球大会。 当然、彼も出場する。
そんな彼が僕の告白を聞いて目を輝かせ言った。
「僕、一度やってみたかったんスよ! 本気で卓球の相手してくれる人と。 是非、その時対戦しましょう! 手、抜かないでくださいね!」
あ、あの・・・ 僕は、弱いんだぞ・・・本当は。

でも、受けて立つ! 試合の結果は明日! 乞う御期待!


素振りしよっと・・

     

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