rui★ginkoの七変化日記.................2003.07.20 start!
★この日記は才能もないままいろいろな事に手を出している僕が時々書く記録です。
執筆は演劇関係役者担当涙 銀子.戯曲演出担当るいぎんこ.そして音楽担当rui★ginko.広告業界担当ルイギンコ
イベント業界担当吉田さん、
その他の分野担当ルイギンがお送りする何ら意味のない世界です。
不定期更新か三日坊主。そこんとこヨロシク!
★カレンダーのタイトルのところをクリックすると、その日の日記に飛べます!
飛べない人はごめんなさい。もうすぐ直します。
2003.07 | ||||||
Sun. | Mon. | Tue. | Wed. | Thu. | Fri. | Sat. |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 照和伝説NAGOYAライブの夜 |
20 イベント会場は大賑わい | 21 デザイナーは寝ている。 | 22 書物の森は生きている。 | 23 | 24 気分はいつもアナーキー。 | 25 板取村は大騒ぎ(前編)準備中! | 26 板取村は大騒ぎ(後編)準備中! |
27 影であやつる悪玉 は誰だ!! | 28 神様のいたずら | 29 幻視の力は贈られた。 | 30 | 31キラメク星座の祈りの果 てに |
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★2003.08.01-10の日記はこちら>>>Go!
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2003.07.19 ■音楽担当 rui★ginko |
sat. |
照和伝説NAGOYAライブの夜 今夜は、そんな夜でした。 久しぶりに音楽活動を再開、歌いはじめようとした僕が一番最初にたずねたのが こういうどうでもいい話で日記の最初の日を汚しつつ俺は歩き続け・・・・「照和伝説」に着いた。 そこは、まるで楽園だった。その内に長い歴史を秘めている。 池田さんが歌っていた。 彼の切なく激しくそして熱い声で「その場所」は素敵に満たされていた。 その日からちょうど一ヶ月目の今夜 「照和伝説」での四回目のライブ。 この一ヶ月の「照和伝説」での時間 の密度が凝縮されてステージの俺に降りそそいでいた。 ここで出会えた音楽と人。そして、とんでもなくへたっぴな自分の姿。 はい、・・・てなわけで今夜のライブは一時間半もやってしまった。
反省である。 rui★ginkoはステージ奥のタペストリーにサインをさせて貰えた今夜を忘れません。 |
■その他担当 ルイギン挨拶 |
今夜から書くよっていっていた日記、いきなり、深夜になってる。しかも翌日。どうだ!これからよろしく。 | |
2003.07.20 ■イベント担当 吉田さん |
sun. |
イベント会場は大賑わい そう言えば今朝も不思議な事に、私がイベント会場についた途端にいきなり、いつも御世話になっているイベントのスタッフの皆さんから「吉田さんってライブの時は激しいんですってね。聞きましたよ」と言われ、何の事か解らないままぼんやりしていた私ですから。私が激しい気性だなんて・・・そんな、イベント会場で迷子になっているお子様がおられましたならば、一緒になっておろおろして最後には泣いてしまう様な私ですから。 それはさておき、私が通っているイベント会場はN市にあります。名古屋のちょい東。大きな河が流れるゆったりとした良い街です。 それから約、二年の月日が流れ、ずっと御世話になり続けている訳でございます。本当に感謝しております。 イベントというお仕事に始めて関らせて戴いたのは、私が十九歳の時。名古屋のとあるタレント事務所にアル
バイトで所属していたのが始まりです。 そこでの仕事は歌のおにいさん、しゃべりのおにいさん、そして・・・キャラクターショーの時に入るわけです。 当時の私にとってイベントという世界は華やかな世界でありましたが、それだけではなく、それを支えているのは大変な努力と厳しい礼儀に裏打ちされた 人生勉強の場でした。この世界でいちばん大切な礼儀を、技術を、そして表現を、人とかかわる時に必要なものすべてを教えて戴いたと言っても過言ではありません 。 その後、私は自分でフリーとしてイベントプロモーションの仕事を始めました。それらの仕事は現在でもほそぼそと続けております。また、それらについては、いつかお話できる日がある事でしょう。 今、御世話になっているイベント会社様からも、様々な事を教えて戴いております。事務所に戻った時点でたくさんの方々と御会いします。皆さん、とても良いお顔をなさっておられます。
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■底力担当 るい金庫 |
えっ、俺も出番あるの? | |
2003.07.21 広告業界担当 ルイギンコ |
mon. |
デザイナーは寝ている。 ところで、こんなワタシだけど、先週はすんごく忙しかったのよ。何故ってたまたま売れてたのよ。
先週はほとんど眠れなかったのよ。お肌が荒れ荒れ。 って思ってさっそく仕事にとりかかろうと思ったら、またまた、普段から御世話になってる代理店様からイラストのお仕事が入ったの。うわあ!どないしょ。これ、でけへんやんけ!(あ、アタシの心の声は関西弁なの)と思って、ひとまず焦ってイラストを何点も描き飛ばしたわ。 とうとう最後の金曜日は睡眠三時間で仕事を完成。そのまま、rui★ginkoにバトンタッチ! 絶対、変よね。 このページは元々、彼が・・・彼って言ってもどの彼か解らないけれど、・・・あ、今、気がついたわ、彼じゃなくてワタシだわ。ややこしい。ワタシがホームページの仕事を始める前にソースやタグの初歩的な勉強をはじめようとして、二年程前から、こっそりサーバーにのっけておいたページが、このホームページなの。人には見せない前提で。だから、勉強用に てな、感じの先週だったから、今日は眠ってたの。 |
■その他担当 ルイギン |
今日は上に書いてあったように目覚めたら夕方だった。記憶の片隅に何かしなくてはいけなかったな、と思いつつ、その内容が思い出せないままに腹が減ったので起き出した。 夕方、友達の家から帰って来た息子に、恐る恐る聞いてみた。
そう、俺は眠りの中で聞いた息子の声を思い出した。今から友達の家に行ってくるからね。 俺は・・・何と呑気な 父さんだ。息子よ、もうお前に教える事は何もない! |
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2003.07.22 戯曲演出担当 るいぎんこ |
Tue. |
書物の森は生きている。 しかし、ある事柄について調べる必要性が生まれた時、昼なお暗き書物の深い森の中から、 私は広告のコピーを書いていた事もある。
「戯曲」という。 戯曲とは演劇の脚本、シナリオのような物である。 掲示板に劇団員が登場してしまった今、もう何も隠す必要はなくなってしまったが、最近、書けない。否、書けないのではなく・・・他の事をして遊んでばかりいる、とでも言おうか・・・・・・ふっ。 戯曲の書けない私を取り残して、 誰かの声が深い森にこだまする。 |
広告業界担当ルイギンコ「ちょっとお、なあにこれ?この馬鹿みたいな文章は誰なの?さいて〜。」
その他担当ルイギン「演出戯曲担当のるいぎんこだとさ。」 ルイ「何が劇作家よ。自分が本が書けないのを言い訳してるだけじゃ無いの。どこが日記よ。」 ルイギン「それは昨日のお前も一緒だろう。」 ルイ「まあっ、失礼ねっ!?私には寝坊した事実があったのよ!きいー!こんな馬鹿な男と一緒にしないで!ぷんぷん!」 ルイギン「でも、最後の方の誰かの声って、実際に彼は何度も言われてるらしいよ。」 ルイ「今日の事じゃないでしょ!それにコイツ駄 目だわ。文章が暗いモン!プリプリ!」 ?「俺もそう思う。」 ルイ「きゃっ!あんた誰?」 ルイギン「あれ?初対面だったっけ?底力担当のるい金庫。」 底力担当るい金庫「ども。」 ルイ「何よお、何なのよお〜! 底力担当って何だってンだよ〜!!!」 ルイギン「昂奮すんな。俺も存在を忘れてたんだけどさ、出て来たんだよ一昨日の日記の時に。で、それ以来、ずっとスタンバイしてるそうだ、こいつ。」 ルイ「こんなの日記じゃないわ!どうせこんなコーナー三日坊主で終わるわよ!プププんのプン!」 ルイギン「今日で四日目。」 ルイ「えっ?」 祝・100アクセス突破&脱・三日坊主! ルイ「ふ、ふうん・・・。」 ルイギン「でも、今週の金曜日から二日間、山の中にキャンプに行くから更新お休みだと。」 全員「何がしたいんじゃ!」 |
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2003.07.24 広告業界担当 ルイギンコ |
Thu. |
気分はいつもアナーキー。 そんな体験なんてこのアタシに・・・・告白するわ。一日に三回はあるわね。 止めて!そんな風に言うのは!お止めなさいっ!その言葉は! 感性や思考が澱んだ時には刺激が必要なのよね。 とてつもなく刺激的。メッシュ素材と革のハーモニー。信じられない! h.NAOTOさんは1977年生まれ。22歳で2000年春夏コレクションでデビュー。数々のブランドを立ち上げているのだけれど「h.ANARCHY」のコンセプトはパンク。[LOMDON PUNK]なファッションは過激で破壊的。磨耗や破れ。廃虚の美学に魅了されて自分を見失うの。 アタシはかつてデザイナーを目指していた時に刺激をうけた人物がいるの。その人の名は浜野安宏。 アタシは実はデザイナーの癖に服装のセンスが無い。力を入れて叫びたくなる程「ないっ!」 センスの無さは今に始まった事じゃないから自分では気にしていないけれど、お仕事には差し支える時があるのよね〜。やっぱり自分の納得した服装をしていないとぎくしゃくしちゃうの。 h.NAOTO。一度、彼の作品に触れてみて欲しいナ。 アタシも早く蘇生して物忘れだけは治さなきゃ。 |
2003.07.27 ■イベント担当 |
Sun. |
影であやつる悪玉は誰だ! はい、こんにちは。イベント担当の吉田です。早いもので一週間があっと言う間に過ぎ 現地につきまして、いつもイベント会場で御世話になっておりますハムスターさん(掲示板御参照下さいね)に「お疲れさまでした。星が綺麗だったでしょうね」とお声をかけて戴き、「えっ!山奥でキャンプしてた事、御存じなんですか?どうして?」と聞き返しましたなら、このサイトを訪れて下さっていました。嬉しい事に今朝、家を出る直前にINDEXページに書き込んだ一言を読んで下さっていたのですね。「毎日覗いてますよ」と仰って戴いて、感謝の気持ちで一杯になりました。 本日は朝から大変良いお天気でした。そんなイベント会場に彼らがやって参りました。 私は子供の頃から職業は「正義の味方」と硬く心に誓っておりました。今、念願叶ってイベントやデザインのお仕事の合間にそちらのお仕事も人知れず行なっております。秘密にしておりますが |
「やあ!みんな!正義のヒーローGINKO仮面
だよ!よろしく!何だか僕は、今、思いつきで生まれた様な気がするけれど気のせいだよおおっ!ハッハッハ!しゅぱああああっ!」 「おや?現れてしまいましたね。最後の「しゅぱああああっ」っていうのは何をしたのか全然意味不明ですが、元々彼のすべては秘密のヴェールに包まれているのですから仕方ありません。ご了承くださいませね」 「と、いうわけで・・・僕は・・・」 「おあっ!ま、まだ居たのですか?!私はてっきりしゅぱあっ!って言うから消えたと思ってました」 「ハッハッハ!できる訳ないじゃないかあッ!そんな器用な事ォ!」 「そんなに力を入れて喋らなくても聞こえてます。ところで最近どうですか、御活躍の方は?」 「ボチボチやねェ。あ、ついこの間、アイツやっつけたよ!アイツ。さそり座の怪人」 「えっ!あれは音楽担当rui★ginkoの曲の中に出て来る登場人物で、きっと誰も知らないから、この話題は盛り上がらないとは思いますが。一応ここに歌詞がありますからリンクしておきましょうね。で、どうでした?手恐かったですか?彼は」 「う〜ん、ただのオヤジだね。僕にしてみたらボブ・サップに締め技をかけられている程度だったね」 「むちゃくちゃ苦戦してるじゃないですか!」 「いいんだよ、最後は金で解決したから。ハッハッハ!」 「はっはっはじゃないですよ。じゃ、また彼は現れるわけですね?あなたが負けたから」 「僕が負けた?う〜ん・・・・そっか、そういう考え方もあるんだなア。でも、大丈夫だよお!」 「気安く請け負わない!説得力ないですねえ、あなた。しかし・・・そうですか。 彼がまだ無事だと言う事は・・・今夜あたりも現れるわけですね。名古屋の錦三あたりの繁華街に」 「特に今、彼は金持ってるからね。ハッハッハ!」 「ハッハッハじゃないって!自分で渡しておいて。・・・・・こうなったら私が自分で・・・」 「何をぶつぶつ言っているんだい!?何も心配いらないよォ!」 「いや、あなた何だか頼りないから・・・」 「何だとッ!こ、この僕が頼りないだって!子供の頃から正義の味方になる夢をひとすじに追ってきたこの僕が!」 「だって、活躍してなさそうですもん」 「現代社会にくすぶる悪を、影になり日なたになり退治しているこの僕に、その言葉は挑戦状を叩き付けたも同じだ! こ、こ、このヒーローに対する、さ、最大の侮辱だあッ!いいか!人類がどうして毎日平和に暮らせるか、君は一度でも考えた事はあるのかっ!」 「い、いえ・・・・するとあなたが何か・・・」 「僕は考えた事があるぞっ!何でだろ〜って。結局、解らなかったッ!」 「・・・具体的に平和の為に働いた話じゃないんですか?」 「おう!そういう事も勿論あるさ!アリは踏まない」 「・・・は?」 「交差点で友達にあっても手を上げて挨拶をしない。間違えてタクシーが止まると可哀想だからさっ!!」 「あの、もしもし・・・?」 「そして、電車のつり革をふたつ同時に使わない!」 「もう、すでに、本来のテーマから外れているのですが・・・」 「大丈夫だ!安心しなさい!」 「・・・あなたもバージョンアップした方が良いかも知れませんね。5×3に。今のままじゃ。全然、駄 目ですから」 「な、何を言うんだ!この僕を改造するというのかっ!さてはお前!さそり座の怪人・山本さんの手下だな!」 「わけのわからない事言ってないでもう少し真面 目にやってくださいよ。それに山本さんて誰なんですか?」 「さそり座の怪人の正体だ!僕だけが知っている、名刺交換してもらったからだあああっ!くっそーっ!こんなところに手下がひそんでいたとは・・・僕も迂闊だった!覚悟しろっ!」 「ちょっ、ちょっと、何するんですか!私は今、忙しいんです。今日のイベントの報告書を書かなくちゃならないんですよ。」 「問答無用!とあっ!」 「や、止めて下さい!私は山本さんの手下じゃないし悪役でもないのですから。あ、痛!」 「言い訳をするな言い訳をををっ!」 「やめて下さい。仕事の邪魔をしないで下さい!」 「仕事?」 「そうですよ。毎週イベントの仕事の後には、その日の報告書を提出しなきゃならないんですよ。特に、今日はヒーローモノだったから、売り上げを計算して納めなきゃならないので。時間が無いのですよ」 「売り上げって?」「ヒーローのサイン色紙やグッズを販売したお金です」。 「何?ヒーローって儲かるのか!ようし解った!君との戦いは今度にしよう!僕は必ず戻ってくる!君のような悪を倒す為にさっ!覚えておくんだねッ!ハッハッハ!ドタドタドタドタドタドタドタ・・・・・・バタッ!」 「あっ、転んだ。・・・・・・・しかし、どうして私が悪者にならなきゃいけないんでしょう? 謎ですね・・・・。まあ、いいや。 さて、とんだ時間をくってしまいました。ええと、報告書はこれで良し、と。あとはお金ですね。ヒーローたちが頑張って働いたお金ですから、私が・・・・・ ・・・・・・ そうか、ヒーローを働かせて、自分は何もせずお金だけ を持ち帰ってくる・・・。 こんな私って・・・やはり・・・・・・悪役?」 --------------- |
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「・・・はい、いらっしゃいいらっしゃい。今日は僕のサイン色紙、安いよ〜。 あ、どう?そこのお店から出て来たお二人さん。いいご機嫌だねえ。色紙、どう!いらない?・・・・あ、そう。 あ、あなたは?・・・・・・そう。・・・・あ、これはこれは、山本さん・・・・・・・・・・・・」 |
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2003.07.28 |
Mon. |
神様のいたずら ちわっ!またまたアタシよ〜! 出番が多いのは何?デザインの仕事をしている日々が多いと言う事? さて、今日はあっさりと書くわね。 大体、仕事がらみの時が多いけれど、それはきっと、土壇場であせってて注意力が散漫になり、集中力が希薄になって、判断力が低下しているところへ万有引力が重さをかけ合わせたものに比例しているからだと思う。アタシに残された力って、あとは魅力しかないんだわ。 今じゃデザインのお仕事も そのとぼけた機械はよくフリーズするのよ。ここ一番、締め切り間際であせってる時に限ってね。 過去三十分程の作業結果が固まってるのよ、目の前で。 ・・・・・・・・小銭がないでしょ? ・・・・・・・・財布あけたら、お札もないでしょ?貧乏なのよアタシは。 とにかく走るでしょ?店員さん顔なじみで話しかけてくるでしょ?時間が無いの!ベビースターラーメンの種類が増えた話なんてどうでもイイの、アタシは!!!猫缶
つかむでしょ!お金投げ出すでしょ!一万円からおあずかりいたし・・・「から」はおかしいでしょ!「から」は!! はい!帰った!!猫に缶詰め。そもそも、キッチンに何しに来たんだッたかしら?あ、そうそう珈琲ね。落着こう、おちつこう・・・大丈夫・・・おちつ・・・けないでしょ猫が鳴いて!! やっと珈琲が入って一口飲んで落着いて来たわ。気分だけでも落着こうと新聞に目を通
すでしょ。 |
2003.07.29 ■その他担当 ルイギン |
Tue. |
幻視の力は贈られた。 とうとうヤラれちまった。 今夜九時半、名古屋市名東区の住宅街で俺はヤツと遭遇したのだ。 --------------- 気がつくと野郎が自分の自転車にまたがったまま不安そうにつぶやいていた。 祈るのみ。 現実にもヴァーチャルにも・・・・・・真実は無い。 |
2003.07.31 ■役者担当 涙銀子 |
Thu. |
キラメク星座の祈りの果てに おいおいおいおいおい・・・・みんな次から次へとシャシャリ出て来てよく喋ってくれる まあ、オレもさ。実際ンところ迷ってんだけどさア。ん?そりゃあそうだろ。いい歳をしてギンコはねェよなギンコは。 おう?・・・そうだよ。本来は漢字で書くんだよ「涙 銀子」ってな。
何だよ。るせェな、いいんだよ。信じられなくったって。 ああ・・・そうだよ。立ってねェな、最近。 1人で一時間四十分。長丁場の舞台だ。 それにしても、馬鹿だね。考えてもみろや・・・オレが1人で芝居やったって客なんて来る訳ねぇじゃん?無名なんだから。たくさんの人に手伝ってもらってさ、稽古の段階から本番まで本当にいろんな人の御世話になった。で、幕を開けてみりゃあ、客がいねぇなんて洒落になんねぇよな。でもそれは、充分あり得る。 オレは誰にも言わなかったけれど、密かに自分に言い聞かせてた。
そん時、とんでもない行動にオレは出た。・・・タクシーを拾ったんだよ。 何とか渋滞をかいくぐって走ってもらい、劇場の前でタクシーを降りて時計を見た。
お客さんが来てくれてた・・・。 あと、三分程しか無い本番前の劇場の階段を、 オレが焦りや感激と本番前の不安を感じていたこの時間。
打たれ強く心を気遣うスタッフのやつらと沢山のお客さんに支えられたまま、 そして、ゆっくり一歩を踏み出した。・・・微かに揺れる細い綱の上に。 |