★[JOE KATAGIRI] 似顔絵展
作品01 「バイキン君」





「う、うまいじゃないのっ!やっぱり、下手だなんて・・・謙遜だったのね!」
「これだけです。自信を持って描けるよって言える絵は、このバイキン君だけなのです。
では、ごきげんよう・・・」

「こ、こらっ!帰るな!帰っちゃダメッ!まだ始まったばかりなんだから」
「だって・・・」
「だってじゃないわよ!日本全国に公開されてるのよ、この模様は。見てる人は少ないと思うけれど。
とにかく次の作品を描いてもらうわね。」

「あ、バイキン君ですか?では・・・」
「今、描いたばかりでしょ!ふざけてないで、次に得意なのは?」
「もう、ありません。私は一生バイキン君専門の似顔絵師として生きて行きます」
「バカバカ馬鹿ア!早く描きなさいよ!じゃあ、今度はアタシがリクエストするわ。いい?」
「はい、もうどっちでも・・・」
「投げやりにならないのっ!・・・じゃあ・・・そうね・・・鉄腕アトム。
今年は丁度、彼の誕生した年だし。ねっ?いいでしょ?」

「・・・アトム・・・ですか。・・・ロボットですよね」
「そう。さあ、描いて」
「・・・えと・・・確か・・・ツノが・・・二本あって・・・えっと・・・後は、思い出せない」
「いいの、今日は記憶を頼りに、かつて見たキャラクターを描いてもらうのがテーマだから。
ジョー画伯の本領発揮して!」

「・・・できました」


★[JOE KATAGIRI] 似顔絵展 作品02 「鉄腕アトム」

 

 

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