■七変化日記■
この日記は、才能もないまま様々な世界で遊んでいる僕が時々書く記録です。
執筆は
演劇関係役者担当■涙 銀子
作家・演出担当■るいぎんこ
音楽担当■rui★ginko.
広告業界担当■ルイギンコ
イベント業界担当■吉田さん
その他、挙動不審な人物たちがお送りする
何ら意味のない世界です。
不定期更新か三日坊主。そこんとこヨロシク!
●2008年 文月●
07月01日分 〜 とびきり上等な季節〜 (01日14:47更新)
演劇担当■涙 銀子
田舎育ちで小さな頃から野山を走り回っていた僕は
天の真ん中から射抜くように降り注ぐ日射しや
ひんやりとした木立の森に迷い込んだ僕を一瞬にして包み込む蝉時雨
疲れて横たわった時の荒い呼吸に溶け込んだ夏草の香りが好きだった。
今年もそんな夏を連れてきた七月
名古屋の街ではなかなかそんな世界には出会えないけれど
僕の住む東山界隈では時々、あの頃の夏が
コンパクトになって緑の中に隠れている時がある。
その季節と出逢った僕はあの頃に戻る。
本当は海が好きだから一日ぼんやりと潮騒を聞きながら過ごしたい。
もう少しして時間ができたら海を見に行こう。
今年の夏はどんな季節になるかな。
そう言えば七月の末に海に行ける。
三重県の海のとなりで行われるLIVEイベントに誘ってもらっている。
音楽の活動も少しずつ始まる夏になるのだろうか。楽しみ。
ここ一週間はまだまだ「ジパング」の後作業に時間が割かれている。
今回の様々なデータをまとめ、それらの情報から次回への道を探る。
やっとそのあたり。
公演の前にすでに僕が芝居の世界に戻ることを知った人たちから
芝居に出ないか、というお誘いを戴いていた。
心がとろけるほどありがたいお話だ。
公演終了後、早速台本が郵送されてきて読ませてもらった僕は
とても魅力的なその役者個人としての機会と
劇団員と一緒に歩む劇団の活動のイメージとの両方の世界を大切に
見つめ続けて過ごした。
芝居の予定はナマものだからあくまでも予定に過ぎないが
演劇とは一つ一つの作品を作るのに何ヶ月もかかるメディアだから
必然的に僕の演劇の予定は再来年の中頃まで埋まってしまった。
その予定は焦らず少しずつ検討を重ね
形にしてゆけたら、と夏の日射しの中で夢を見ているところ。
また、ここで少しずつお知らせできますように。
*****
まだお礼メールを少しずつ書いています。
本当にありがとう。
また来るよ。
●七変化日記●
07月02-10日分
〜 疾走の日々〜
(11日03:56更新)
その他担当■ルイギン
あっ!と思う間も無く10日間が過ぎた。
月日は疾走する。
今日まで息つく暇も無く行き着く場所もままならなかった。
覚えとして記憶を頼りに日記だけは書いておこう。
さて!ではまず07月02日から!
07月02日
覚えていない。
まったく記憶にない。
07月03日
この日は覚えてるよ。
いちごさんと息子が沖縄に行ったから。
おきなわ・・・うらやましかったのを覚えてる。
沖縄宜野湾海浜公園野外劇場で行われるBUMP OF CHICKENの
コンサート「ホームシップ衛星」を聴くために。
コンサートは明日。今夜は沖縄で別のライブハウスに。
僕は大人しく名古屋の夜。
今夜のイベントは 「ジパング」の打ち上げ。いい夜じゃないっすかァ。
久しぶりに公演の時にお世話になったみんなと会う、飲む、喋る。
衣裳の柊ちゃんとスチール撮影のみみちゃんは僕と同じ高校。お?後輩?
さらに柊ちゃんは演劇部。お、俺も・・・何とオレ、先輩だった。世間狭っ!
みんな次の公演を控えていたりして忙しいみたい。
結局、最後まで残った堀川希と喜連川不良、そして涙銀子の三人は
店を追い出されそのまま芝居の話が止まらず何となく東を目指して歩いて帰る。
途中のコンビニで喜連川氏がアイスクリームを買ってくれたので
三人で食べながらまた芝居の話をしながら歩く。
「ジパング」の春彦と銀次と小春は、本当はとても仲良しだった。
とくに銀次はアイスを買ってくれて優しかった。
07月04日
今日も目が醒めたら嫁と息子は沖縄だった。
うらやましかった。
今夜はいよいよコンサートの本番。思いっきり楽しんでくれいっ!
って事で僕も負けないように昭和区のお店「ぷらすわん」に行った。
音楽で盛り上がろうとしたが、みんなBUMPより大人の雰囲気だった。
でもこういうライブもしみじみとしていいもんだ。
*******
突然だが今日の昼、僕の次の芝居の出演が決まった。
劇団pH-7の11月に行われる「2008・夢見る力」という公演。
「ジパング」の公演前からお話はいただいていたのだけど
自分の未来なんて見えない僕は思案中だった。
pH-7の創立メンバーである檜垣萱氏は僕に酒を飲ませて口説く作戦に出た。
僕は「ジパング」稽古中は飲んでる暇もなかった。
檜垣氏は言う。「じゃ、ジパングを見に行って打ち上げで飲ませて口説くからよろしくネ。
いや、今回の役はもうホントにぴったりの役だから。ネ?」
「ジパング」が終わったら今度は
劇団pH-7の演出家・菱田一雄氏からお電話をいただいた。
「あ、ども。この役、もう絶対に君ににぴったりだから。
台本を郵送しますので読んでみてください 」
・・・・・・ホンマか?
すかさず郵送で台本が送られてきた。
読んだ。
ホンマに自分がイメージできそうな役だっただけにたじろいだ。
そして今日、返事。
「あ、涙です。出させていただきます」
・・・・・・ホ、ホンマか?
*******
突然だが今日の夜「ぷらすわん」で歌う直前。
東海市のメディアスエフエムさんに出ることが決まった。
番組は[毎週土曜日15:00〜19:00の生番組]
「タックインの太田川放電所」
その番組の7月12日(土)の17:30ぐらいからの出番らしいです。
番組のパーソナリティは吉本の芸人さん「タックイン」のお二人。
どうなるのだろう。
ひとまず、rui★ginkoのやかましい歌の音源だけは持ってゆきます。
このお話をくださったのは僕の大好きなミュージシャン「村松愛子」ちゃん。
随分久しぶりに電話で話ができて嬉しかった。
彼女の歌もみなさん聴いてみてください。
07月04日
この日はずっとデザイナー。
締切が迫ってるっていうか追いこされている。
ただひたすら仕事仕事。
夕方、いちごさんと息子は沖縄から帰ってくる。
満喫してきた様子でこちらも幸せな気分。
07月05日
この日は新しいクライアントさんと電話で打ち合わせ。
木曜日の午後に岐阜県の可児市に行くことに。
これは久しぶりの旅だぞ。
ま、沖縄程じゃないけど。
まだジパングの御礼を書きつつデザイナー。
07月06日
この日、記憶なし。
書類の作成、スケジュールの確認
デザインの打合せ用の資料作成、電話ミーティング
そして分割睡眠。かな。
07月07日
この日、洗濯。っていきなりの所帯じみた行動。
ついでに掃除。
そう、掃除をしないと全然落ち着かない。
仕事の効率が何故悪いかを考えてそこに結論が至る。
実はまだ芝居の小道具や衣裳が箱で自宅に持ち込んだまま放置されている。
大半は倉庫に入れたのだが、整理が必要なものは自宅で選別・・・できずに存在する。
衣裳をせめて少しぐらいは片付けようと開いたら
自宅が桜吹雪で一杯になった。
今回、芝居で使った桜吹雪は大変軽い素材なのですぐに散らばる。
また掃除機をかけて時は過ぎて行く。
そう言えば千秋楽のライブで出演していただいたギタリストの石浦雄二氏が
「荷物を開けたら中からまだ桜の花びらが出て来たゾ!」
と笑っていた。
そう、まだまだ一年ぐらいは鞄の中やポケットから花吹雪は出て来るものです。
こうして徐々に芝居の魔法は解かれてゆく。
07月08日
舞台を終えた後はいつも一週間はボンヤリしてしまう。
あれはどういうことなのだろう。
何だか本当に魔法が解けてゆくみたいな感覚。
とにかくひたすら眠くなる。
いままでほとんど寝ずに稽古だけじゃなく他の作業も行うという
そんな体力的にも精神的にも過酷な日々を過酷と思わず本番まで暮らしてきたから
誰もがけっこう日常に戻れないらしい。
僕は会社に行っていないので時間は自由だが
それでも普段のペースに戻るのに時間がかかった。
とにかく戻すには寝る。ただひたすら眠れる時には寝る。
07月09日
もうひとつは食う事。
今の目標は太る事。
本番に向けて体重が減ってゆく人が多い。
今回も本番中に三キロ軽くなった女優がいたらしい。
僕は二十歳の役者の頃、本番の一週間で五キロは確実に減っていた。
今の僕はまぶたが片方だけ二重なのだが、その片二重には
その時に毎日アイラインを引いていてそのまま片方だけ戻らなくなった歴史が刻まれている。
できれば両方だったら良いのにね。
そんなわけで今、よく食う。
少しずつ太って来た気がするがもっとぶくぶくに太らなきゃ。
でもメタボにも気をつけなきゃ。
07月10日
と、いうことでやっと今日に追い付いた。
記憶を頼りに書きなぐって来たが、毎日、いろんなことがありすぎて忘れた。
その日のメインとなる仕事以外にこまごまとした作業があり
それらの演劇、音楽、広告とジャンルが違う事柄が分刻みでやってくるのがしんどい。
自分が今、何をしなくてはならないかを忘れるのだ。
しなくてはならない項目を覚えきれなくなったので
リストを次々と紙に書き出してチェックをするつもりが、それすら忘れて青ざめる。
再来週の土曜日の夜には向こう三ヶ月ぐらいのスケジュールが大体決まるので
それまでの辛抱ですか。そうですな。ひとりごとも多くなる。
今日は可児市に打ち合わせ。
電車に乗った。電車に乗った。
緑が多くて嬉しかった。
純粋な日記はこれぐらいがちょうどいい。
おっ、もう11日早朝。今日は寝る。
明日の夕方、ラジオ聴いてね。
おやすみ。
●七変化日記●
07月11-16日分
〜 ただいま準備中〜
(16日16:16更新)
その他担当■ルイギン
毎日いろいろな出来事があった。
終わり。
って、これじゃ夏休みの最終日に切羽詰まって書いた日記みたいだ。
すべての事柄には波があって
一つの状況から次の状況に移行する時には
様々な出来事が不思議な偶然のようにからみあいつつ変化してゆく。
そうした最中にスケジュールを調整。
締切をこなしながら少しずつ形を整えているところ。
この期間の日記はもう数日したら書きにやってきます。
それまで夏を楽しんでいてください!
★★★以前の七変化日記はこちら★★★
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